2010年03月15日

「非実在青少年」規制問題:自民党支持者あるいは民主党非支持者としてできること

なるべく自分のブログや日記では政治的な話題は取り扱わないようにしてきたのですが、これについては、さすがに看過できないので。

「東京都青少年の健全な育成に関する条例」(青少年育成条例)に関して、架空のキャラクターである「非実在青少年」を取り扱う改正案が提出されている問題について。

この改正案が、ほぼ無制限の表現規制を可能にするものであり、一方で実在する未成年に対する性的被害を予防する役には「まったく立たない」点、また大手出版社や各種メーカーの集中する東京都においてこの改正案が施行された場合、その影響が都内だけでなく日本全体に多大な影響を与える点に関しては、すでにさまざまな方が情報発信を行なっておられるので、そちらを参照していただきたいと思います。

いまだに、お題目がお題目だけに、この改正案に反対している人たちというのは実際に未成年を襲いそうな危険人物ばかりなのだろうと思っている方々が(議員の中にも一般有権者の中にも)おられるようですが、とんでもない。この改正案は、憲法で保証されている表現の自由を脅かすと同時に、日本の表現文化、ひいては表現作品に関わるあらゆる産業に大打撃を与えるであろう悪法なのです。

この信じられない改正案が、今週半ば(3月18日)には審議され、このままでは可決されてしまう見通しなのです。反対意見を表明できる時間はあまりに短く、もはや猶予がありません。

伝え聞くところによりますと現状、都議の諸会派の構図としては、主として民主党会派が若手を中心に反対にまわり、自民党会派が賛成に回っているようです。

このためこの問題を取り扱っているサイトの多くでは、主として民主党会派の中で賛成か反対か迷っている議員、あるいは自党の賛成派の議員を説得する材料を探している議員に訴えかけようという呼びかけが多くみられます。

では、自民党の支持者、あるいは民主党を支持したくない有権者はどうするべきなのでしょう?

私はこの改正案には絶対反対ですが、この条例改正案に反対したというだけの理由をもって支持するほど、民主党を信用してはいません。

その一方で、こんな改正案を通してしまうようであれば、今後の選挙では(国政選挙でも地方選挙でも)自民党に二度と投票しない覚悟は持っています。

もしあなたが自民党の支持者であるか、あるいは民主党を支持したくないという理由で、この条例改正案への反対意見の訴え先を見出せずにいるなら、地元の選挙区の自民党の議員に書簡を出しましょう。

僕は先週、住所、連絡先、ウェブサイトのアドレスを添えたうえで、「ゲームデザイナー/翻訳家 岡田伸」として、杉並区選出の都議会議員である早坂義弘氏と、杉並区選出の衆議院議員である石原伸晃氏に反対意見を送付しました。

他の政策では民主党を支持できないが、だからと言ってこんな馬鹿な条例改正案を通すようであれば、もう自民党を支持しないぞ、頭を冷やせ。そういう意見を述べるのが、自民党の議員に投票した有権者の義務であり権利であると思います。

都議会議員に対する訴えも有効ですが、国会議員に対しても、都議会議員がこんな馬鹿なことをするなら国政選挙にも影響が出るぞ、と告げることには意味があると思います。

メールより、電突より、書簡です。メールによって舞い込む意見に対応できるほど「新しい」政治家は残念ながら多くありませんし、このことに限らず、日々舞い込むメールの量に圧倒されている事務所が多いようです。メールによる意見は無視されがちです。また電話も何かと「迷惑行為」扱いされがちです。一方で物理的な形での書簡には、昔ながらの説得力があります。議員の側にしても、手元に明確な形で「反対意見がよせられた証拠」が残るというメリットがあります。

今からでも遅くはありません。その一方で時間に猶予はありません。今日、速達で手紙を出せば、明日(16日)には議員の事務所に届きます。

東京都在住でない方も、地元の国会議員に対して意見書を送ることは意味があります。地方の国家議員にとっても、こんなことで次の選挙に影響がでるのはまっぴらごめんでしょうし、東京都議会議員にしても、地方の国会議員から「おまえらのやろうとしていることのせいで地元の有権者から抗議がきた」と言われれば、多少の影響力はあるでしょう。
posted by 遊び人の伸さん at 16:56| Comment(0) | TrackBack(0) | その他