今回はアヴェンジャーのベンジャミンがお休みで2レベルPC4人のパーティ
アッシュホーン
………ドラゴンボーンの勇壮なるウォーロード。この人がいるおかげでアクション・ポイントを使う のが楽しい。
ガラドグリム
………ドワーフのオーブ・ウィザード。《秘術装具習熟:重刀剣類》でコピシュも装具に使えます。威力優先時はコピシュを装具に《ドワーフ流武器訓練》でダメージ+2。
シャルフリヒター
………ウォーフォージドの【筋】/【判】パラディン。レイ・オン・ハンズのかわりにヴァーチューズ・タッチ を選択。今回《神罰の使徒》を修得。
リンゴーン
………ドワーフ娘の熱闘型ファイター。ハンマーでゴンゴンとブラッシュ・スト ライク。どんどんダメージをくらっては一時的hpで吸収。
使用アドヴェンチャーはダンジョン誌掲載のの2レベル用アドベンチャー『The Lost Library』+サイドトレック『The Shrine of Glass-Spire Forest』
以下ネタバレ注意
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
トログ教団を壊滅させたことで名が売れて来た冒険者一行。今度は郊外にあるハーフリングの農場からモンスター退治の依頼が舞い込みます。
家畜を襲っては食べているというそのモンスターはなんと…………茶色いドラゴン!
え? 2レベルからドラゴンと戦うんですかい?
一方街のペイロア神殿からも、お尋ね者のドラゴンボーン2人組みがドラゴンと組んでドワーフの鉱山を乗っ取ったという話が。
同じドラゴンだとすれば、屋外で戦うより坑道の中で戦ったほうが有利なはず。
一行は賞金首とドラゴンを求めて岩山に向かいます。
ONさん「今回はベンジャミンお休みかあ」
遊び人/シャルフリヒター「うむ。神の敵を殲滅する技の特訓を頼んだのだが………人間は休憩が必要だというのをついつい忘れていてな。ベンジャミンが倒れてしまった」
プレイヤー一同「あんたのせいか!」
荒野に突然現れたエアーズ・ロックのような岩山。
遊び人:「エアーズ・ロックと言われると何か星からやって来そうで嫌だなー。ぴーぽーぱーぽーぴー♪」
他のプレイヤー一同:「なんですかそれ?」
遊び人:「ハッ! 未知との遭遇ネタが通じない。これがジェネレーションギャップか!」
それはそうと坑道に突入。いますね、コボルド。
ちなみにこのアドヴェンチャーの前半部のマップは『D&Dダンジョンタイル(Dungeon Tiles)』シリーズを組み合わせて作るようになってます。
とりあえず先手をとったシャルフリヒターが突入。パラディンだけどミスラル・プレーティングなので移動速度6。
速いよ!
順調にコボルドを片付ける前線組………あれ?どんどん逃げて穴に飛び込んでくよ?
すると後ろからドラゴン登場!
まさか第1遭遇がドラゴン戦ですか!?
怖いので必死でドラゴンを殴るシャルフリヒター。一遭遇目からアクション・ポイントも一日毎パワーも使い尽くす覚悟。
《神罰の使徒》で得たオース・オヴ・エンミティを使い、ディヴァイン・パスート(遭遇毎)、アクション・ポイントでブラッド・オヴ・ザ・マイティ(一日毎)、アッシュホーンの勇壮なる武勇でもう1回基礎攻撃!
1ラウンドで一気に重傷に追い込む。
ベンジャミンが居た時も思いましたが、勇壮なるウォーロードとオース・オヴ・エンミティ使いの相性っていいですね。
一方リンゴーン。変なコボルドが周囲のガレキを使った近接範囲攻撃をやってきて転倒。
ドラゴンがブレスを吐いたためアッシュホーンが盲目状態に。
砂に変身してシフトしながら攻撃するドラゴン。
戦術的優位を得ていると追加ダメージ。
こんなもんほっといたら全滅するわー!
というわけで、ガラドグリムがオーブマスターズ・インセンディアリィ・デトネーションを叩き込み、シャルフリヒターがトドメを。
ドラゴンの首を切り落とし、残った胴体でコボルドが飛び込んだ穴を塞いで奥へと進みます。
すると途中から壁や床の様子が変わり、なにやら人工的な建造物の中へ……
洞窟の奥は古代の書庫へと通じていました。
妖しげな魔法陣が青白い光を放つ中、部下のコボルドを引き連れて現れたのは賞金首のドラゴンボーン!
すっかりパーティの定番戦術となった「まずはオーブマスターズ(ryでふっ飛ばしてから前線が突入」
おらー! オース・オヴ・エンミティじゃ! ディヴァイン・チャレンジじゃ! おまけにリンゴーンが挟撃してブラッシュ・ストライクじゃー!
強そうな頭目は一気に抹殺。
捕虜にしたコボルドをシャルフリヒターの背中に縛り付け(うまく乗っかりましたw)
書庫の捜索を行なう一行
ガラドグリムの分析によれば、これは大昔に著名なゴライアスのソーサラーが使っていた書庫
ソーサラーは最初の冒険「泥の中の杖」の研究所を作ったのと同一人物のようです
テーブルから見つかった魔法のチョークによって、ポータル(部屋の隅にある魔法陣)を起動できるらしい
三色に変化するチョークによって行き先が選べるというのですが……
とりあえず、お尋ね者一行が使ったとおぼしき赤い色でポータルを起動。
出た先は何やらこんな部屋。
真ん中の四角い部分は10フィートへこんでるそうで、右側に階段(移動困難な地形)が、
なんか嫌な予感のする配置。
案の定、遠隔攻撃をする敵がわんさか待ち構えてました。
前回も見たアーバレスター、コボルドのスリング兵、そしてクロスボウを構えたドラゴンボーン!
はっはっは、よりによってこんなイニシアチブですよ(赤が敵)。
まずは敵から遠隔攻撃受け放題。
手下は散開してるし、まずは頭目から潰そう。
ガラドグリムがアクション・ポイントを使い、オーブマスターズ(ryとフレイミング・スフィアーで連続攻撃!
階段を何段かジャンプして(〈跳躍〉判定で移動困難な地形を数マス飛び越える)接敵するシャルフリヒター。
ベンジャミンがお休みなので撃破役を担当するぞ。オース・オヴ・エンミティ!
ところが敵の攻撃で1マス押しやられて転倒。
(シャルフリヒターのミニチュアはでかいので、転倒した場合には転倒マーカーをつけてます)
移動アクションで立ち上がったあと、距離が近すぎて突撃できないし……
しまった! これではオース・オヴ・エンミティの2ラウンド目が無駄になってしまう。
アッシュホーン「どうせ足が遅くて接敵できないので、シャルフリヒターを突き飛ばします」
ナイス! これで立ち上がればそのまま攻撃できる。
ボスとアーバレスターを倒すと、残ったコボルドはあっさり降伏しました。
コボルドをふんじばり、シャルフリヒターが夜警に立ちつつ(寝ないって便利ですね)大休憩。
次の日、チョークの色を変えてポータルを試します。
赤は最初の冒険『泥の中の杖』の研究所跡へと繋がっていました。
そして青のチョークを使い、向かった先は……
クリスタルでできた生きた樹々や草の生える森。
一見すると美しい風景ですが、何やら混沌に侵食されつつあるらしく嫌な雰囲気が漂っています。
下生えが突き刺さったり、クリスタルの樹が倒れてきてダメージを受けそうになったり。
回復力を削られつつ技能チャレンジでなんとか踏破。
〈自然〉の得意なベンジャミンがいなかったのは辛かった。
その先にあったのは、生きたクリスタルに侵食されつつある白い聖堂でした。
バトル・グリッド広っ!
そして何やら、クリスタルでできたサソリのようなモンスターがわらわらと……わらわらと……わらわらと……多くね?
(そんなミニチュアはないのでクルーシクで代用)
「1マス=5フィート」の表記。まさか4版で40マス超える戦場とは。
とにかく敵が多いので、ガラドグリムがオーブ・マスターズ(ryをぶっぱなし、シャルフリヒターとリンゴーンが戦線を構築。
そして判明した事実。
・ちっちゃいのは雑魚ですが死ぬと爆発します(近接範囲・爆発2;対“反応”)
・でっかいのは4レベルくらいの暴れ役でhpが60以上あります。
・遠隔攻撃で通常のダメージに加えて継続的ダメージ5(セーヴ・終了)を与えます。
・そしてやっぱり死ぬと爆発します(近接範囲・爆発2;対“反応”)。通常のダメージに加えて継続的ダメージ5(セーヴ・終了)……
殺意高っ!
ボロボロになりながらも、なんとか敵を掃討。
なにこの継続的ダメージの連発。ウォーフォージドじゃなかったら死んでるところですよ(戦闘終了時hp1)。
小休憩をとって聖堂の中へ。森も危険だし、建物内を確保しないと安全に大休憩もとれやしません。
中には美しい泉があり、奥にはクリスタルでできたゴライアスの像が。あ、ソーサラー本人の彫像かな……
………ガラドグリムの〈魔法学〉判定によれば、人造でしかも起源は異形、ついでに(アンデッド)だったりするそうです
たぶん元は普通のゴーレムかなんかだったのが、持ち込まれたケイオス・シャードによって汚染され変化した模様。
なんかすごい勢いでシフトしますよこのモンスター。
しかも床のあちこちにトラップがしかけられてるし(黄色い輪っか)。
モンスターは[光輝]ダメージを与えないと再生するし
幸い、部屋の3カ所にある水盤に武器や装具をつけると1回だけダメージを[光輝]に変化させられる模様
加えてシャルフリヒターがホーリィ・ストライクとディヴァイン・チャレンジで定期的に[光輝]ダメージを与えます。
こういうときは信仰系クラスが大活躍!
hpが150くらいある単独モンスターでしたが、2レベル・キャラクター4人でなんとか削りきって勝利。
これ、コンスタントに[光輝]ダメージを与えられるPCがいないとキツいだろうなあ。
かくしてソーサラーの残したポータルの先もすべて捜索しおわって凱旋した英雄たち。
ドラゴンの首と捕虜のコボルドをペイロア神殿に引き渡し、無事に報酬を受け取ったのでした。