D16こと柳田氏が来月発売の『武勇の書』のレビューを始めておられます
[Biweekly D&D]第四回:『武勇の書』解説・前編
で、この中でブルース・R・コーデル氏について愛すべき愚痴をつぶやいておられるわけですが(笑)
コーデル氏に関する悪名といえば、そのシナリオの「しみったれ具合」
とにかく宝物が出てこない、貧乏臭い、そのうえ冒険はキツいと大好評
で、例にもれず4eの英雄級第1弾「E1 シャドウフェルの影」も「宝物足りねーよ」と言われとるわけですが。
これに関しては、E2以降のシナリオやDMGを見る限り、特にコーデルの作ったシナリオだからしみったれてるというより、コーデルかワイアットあたりが重要なことを書き忘れたんじゃないかと。
つまり、「魔法のアイテムは足せ」
4eの場合、3eと同じかそれ以上に、キャラクターのクラスやビルドによって欲しいアイテムの種類が変わるわけです。で、3eにおける基本的なアプローチは
「まあ拾ったものは半額で売れるんだから、その金で欲しいものを買うか作れや」
だったわけですが、4eだとアイテムの売却価格は市価の1/5なので、自分たちにあわないアイテムを拾ったときのガッカリ感は果てしない。まして出先でディスエンチャント・マジック・アイテムなんぞを使おうもんなら、儀式の構成要素費用もかかってしまう。
だから基本的に4eにおける魔法のアイテムってのはDMGにある通り
「あらかじめプレイヤーに希望を聞いておいてマスターが落としておく」
ものだと思うのですよ。だから既製の冒険シナリオに「ここに+2ロングソードが落ちてます」とか書いてもあんまり意味がない。
だから市販シナリオを遊ぶときには、そこにある宝物に、プレイヤーが希望した魔法のアイテムを足すくらいでちょうどいい気がするんですな。
で、これ重要なのに、書き忘れたんじゃないかと(笑)
4eは3eに比べて、PCの総資産が多少狂っても、持ってるアイテムのレベルがPCのレベルから逸脱していなければゲーム・バランスに影響しないので、細かい合計金額の計算とかするのはやめて、素直に魔法のアイテムを追加しておくくらいのほうが、楽しく遊べるんじゃないかと思います。
2009年08月22日
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