明けましておめでとうございます
3年くらい放置ぎみの続いたこのブログですが、今年はなるべく更新できたらなーと思っております。
内容はゲームや模型がらみのたわいのないことが多いでしょうが、少しでも楽しんでいただけたらと。
さて、実は昨年末ごろからTRPG用のテレイン(地形)を作りたいなーという欲求が高まってきまして。しかるにあんまりお金もかけたくないし、本格的なスチレンやレジンのモデルは重量もある、扱いも難しい。
というわけで、安価な材料で手軽に作れる3Dテレインの製作をやってみました。以前にも似たようなものは作ったことがあるのですが、今回はコンビニ(セブンイレブン)のプリントアウト・サービスを活用。
先月のこの記事で、ネットワークプリントを使ってバトル・グリッドを出力するというのをやりましたが、A3フルカラーだと2MBの容量制限が辛いことが判明。そこで今回はUSBメモリなどのメディアを持ち込めばプリントアウトができる、セブンイレブンのサービスを利用することにしました。こちらのほうがA3で80円と若干安いですし。
今回使用したデータがこちら(クリックするとかなり大きい画像が出ますのでお気をつけください)
これだけ見るとよくわからないと思いますが、左が城壁用、右が塔用。ただし塔はこれだと側面しか覆えません。上面の4マス×4マスをきちんと作りたいなら、もう1枚プリントアウトして上面用に切り出す必要があります。A3ではぜんぶ入りきらなかったのです(^_^;)
セブンイレブンに置いてあるゼロックスのコピー機も上下左右5mmが印字不能ということなので、A3からそのぶぶんを削った287mm×410mmで300dpiになるように作ってあります。
石材風(というか実はレンガ風)のテクスチャには、こちらのサイトにあるフリー素材をお借りしました。
プリントアウトするとこんな感じ。左においてあるのが、今回中身に使うダイソーの発泡レンガ(約5cm×10cm×20cmの発泡スチロールのかたまり)。1個108円。
でもって、まずはプリントアウトを補強用の厚紙に貼り付けます。
使用したのはダイソーで5枚108円の工作用紙。別に厚紙ならなんでも良いのですが、工作用紙はA3より少し大きいのでこういう用途には便利です。
接着に使ったのはスプレーのり(3Mのスプレーのり77)。これは発泡スチロールにも使えるということで選択。
次にこの紙を切ります。今回は箱状に作ってペーパークラフトにするのではなく、あくまでも発泡スチロールのブロックの表面に貼っていって形を作るので、こんな感じにばらばらに。
さてこのときの切り方がちょっと肝です。
マス目はバトル・グリッド等にあわせるために1マス=1インチにしてありますから、たとえば8マスぶんになると、2.54x8=20.32mmといった感じで、メートル法で作ってある素材とは少しズレが出ます。
加えて発泡レンガのサイズもそんなに厳密なものではなく、こちらも微妙に長かったり短かったり数mmの誤差が出ます。さらに、厚紙で補強してありますから、その厚みによるズレもあります。
大雑把にマス目を数えて切ってしまい、貼ってからはみ出た部分をカットするという方法でもかまわないと思うのですが、きれいに作ろうと思うのなら、いったんマス目にそって切ったあと、各パーツを対象の発泡スチロールに当てながら、微妙に数mm幅を狭くしたり調整しておくと、仕上げが楽になるでしょう。
で、切った厚紙を、これまたスプレーのりを使ってぺたぺたと貼り付けていくと、こんな感じの壁ができあがります。
塔のほうもこんな感じにカットして
2つくっつけた発泡レンガに貼り付けていくと
完成
手すりぶぶんの角はメンディング・テープ等で補強しておくと、より頑丈になります。
作っていってわかったのですが、塔のほうはレンガの高さが5mmくらい足りない感じでした。
そのまま作っても大して問題はないと思うのですが、いちおう美観を追求して、茶色い部分を別の発泡レンガから切り出したパーツでかさ増ししてあります。そのときに使ったのがこれ
発泡スチロール用のカッターですね。電池式で、引き金を引いている間はワイヤーが熱せられるようになっています。
左の発泡スチロールに巻いてあるのは工作用紙を適当なサイズに切ってぐるっと巻き、テープで止めたもの。こういうガイドを作っておくと大ざっぱな切り出しが簡単にできます。
あとは組み合わせて遊ぶだけ。城壁に押し寄せる軍勢との戦いとか
塔のついた城壁を守っている部隊とか
これはレゴのお城セットかなんかの門を組み合わせて、城門付近を再現したもの
上面にも側面にもマス目がついているので、TRPG、特にD&D系のゲームでミニチュアを使うなら、かなり使い勝手が良いんじゃないかと思います。
タグ:D&D TRPG