メールで文書を送信するともよりのコンビニで出力できるネットワークプリントのサービス。以前からちょこちょこ使用していたのですが、昨年A3カラープリンタがお亡くなりになったこともあって、本格的にTRPG用のマップ(バトル・グリッド)の出力に使っていこうかと考えまして。
で、まあ基本的にA3くらいで画像を作っておけば良い感じに出力されることは判っていたのですが、どうせなら数枚を張り合わせるとか、ペーパークラフトの出力にも使うとか、そういったことを想定して、サイズを正確にコントロールしたい。そのためにちょいと実験(というほどでもないですが)を行なってみました。
まずは事前に確認した情報から。使用サービスはクロネコのネットワークプリント(クロネコ@ファックス)。もよりのコンビニはミニストップ
まずは近所のコンビニを覗いて、コピー機の種類を確認。京セラの「TASKalfa3050ci」という機種でした
この情報をもとにクロネコさんに問い合わせ。その結果は
1:実際に印刷される最大範囲はどうなるのでしょうか?
⇒TASKalfa 3050ciでは各辺のフチ約5mmは印刷不可となります。
印刷される際は、5mm程度余裕を開けて頂ければと思います。
2:印刷可能範囲に最大限印刷し、かつ縦横比を崩したくない場合の書類の作り方
⇒特に弊社で推奨する解像度はございませんが、
ミニストップ様でお取り出し頂く際、容量制限がありますので
こちらを注意して頂きたいと思います。
詳細はhttp://www.kuronekofax.net/menu/agreement/の第7条に沿った文書をご用意ください。
⇒TASKalfa 3050ciでは各辺のフチ約5mmは印刷不可となります。
印刷される際は、5mm程度余裕を開けて頂ければと思います。
2:印刷可能範囲に最大限印刷し、かつ縦横比を崩したくない場合の書類の作り方
⇒特に弊社で推奨する解像度はございませんが、
ミニストップ様でお取り出し頂く際、容量制限がありますので
こちらを注意して頂きたいと思います。
詳細はhttp://www.kuronekofax.net/menu/agreement/の第7条に沿った文書をご用意ください。
ふむむ。判ったような判らないような
とりあえず「各辺のフチ約5mmは印刷不可」ということはわかったので、画像データの用意を開始します。
まず最初に作ったのは、A3サイズ(297mm×420mm)の300dpiで、1インチのマス目が11個×16個描いてある画像。A3で出力するとして、D&Dなどの1インチのグリッドならこの数が限界ですね(日記にはめ込んだ画像は縮小したものです)。
次にこれに、適当な地図(もともとはマス目がついてなかったもの)をはめこんで、それっぽいバトル・グリッドに。試しにPDFで出力すると送信データの限界(2MB)を遥かに超える27MBのファイルが出来上がってしまったので、Jpegにして送ります。
ではいざ出力
いい感じです。カメラで撮影した際に照明が適当だったので上の画像と色味がズレて見えますが、実際には違和感がありません。
さて、問題はサイズがどうなっているのかですが
ぬう、微妙にちっちゃい。→の部分が定規の端から10マス目なんですけど、だいたい247mmくらいなので1マスあたり24.7mm。1インチは25.4mmですから、約3%弱小さくなってます。
まあこれくらい誤差と言えば誤差。単にバトル・グリッドとして使うぶんには問題ないのですが、もうちょっと拘れないものかと考えてみます。
元データと出力されたブツを見比べて観察すると、一つ思い当たることが。例えば普通のプリンタで用紙サイズをA3にして、A3いっぱいいっぱいの画像データを出力すると、印刷可能範囲からはみ出た部分は印刷されません。元データと出力物を比べると、元データに存在した画像の端っこが切れている感じになるのです。
ところがこの場合、どうやら元の画像データがフルに使用されている。つまり印刷可能範囲(4辺が5mmずつ削れて287mm×410mm)の中に収まるように、画像のサイズが調整されているのではなかろうか。そもそもjpegの画像データ自体に「用紙設定」という情報は含まれていないわけですし。
というわけで今度はためしに、こういうデータを作ってみました。最初に送信したファイルを切り取って、11マス×16マスの部分だけを残したもの。普通にPCからプリンタで出力するときであれば、300dpiで出せば11インチ×16インチ=279.4mm×406.4mmになるので、かなりの余白が出るはずのもの。
こいつを出力してみると
おお、大きくなっている。今度は印刷可能範囲ぎりぎりに拡大された感じだ! 実際にマス目のサイズを測ってみますと、
今度は10マスで257mmくらい
ならば今度はこうです。最初に送信したデータから300dpiにおける上下左右5mmを切り取ったもの。300dpiにおける文書全体のサイズは287mm×410mm
こいつを出力して、マス目のサイズを測ると
うっしゃ、10マスで255mm。定規での計測のいいかげんさも考えると0.4%未満なのは誤差の範囲だ!
というわけで、結論からいいますと、サイズを細かく調整したい場合の正解は「A3(297mm×420mm)なら印刷できない上下左右の5mmを差し引いた287mm×410mmで画像データを作成する」のようです。
もちろんこれは、サービスや出力を行なう複合機の機種が違えばまたいろいろズレてくるはずなので、あくまでも2014年12月現在の「クロネコ@ファックス」で、ミニストップに置いてある「TASKalfa 3050ci」を使用した場合のものである点にご注意ください。
うん、けっきょく長いわりに役に立つんだか立たないんだかよくわからない記事ですねw
タグ:TRPG D&D