2015年04月12日

ギラッシュ(Ghirrash)作るよ

未訳のD&D3.5版サプリメント『Miniatures Handbook』にシャドウ・ビースト(Shadow Beast)という影界の来訪者が居まして、3種類のうちクーマット(Khumat)とタスコー(Taskor)はD&Dミニチュアで出たのですが、残った1種類、ギラッシュ(Ghirrash)だけはミニチュアがありません。

ちなみにこんなやつ

容姿の説明文には、「ぱっと見ると手足が合計6本ある虎か大きな豹のよう。その顔は人型生物と大型ネコ科のそれを混ぜたようで、見るからに邪悪な表情を浮かべている」などとあります。

で、3月から始めた3.5版キャンペーンが影界をテーマとしたものなので、このモンスターを出したくなりまして、ミニチュア・メーカーのReaperのフォーラムで「なんか使えるミニチュアないかなー」と相談したところ


なるほど、Reaper版のグラブレズゥか。確かに4本腕があるけど上2本の改造が面倒そうだなあ。あとそれ狼頭……

「WarlordラインのWolfman(人狼)のどれかに腕2本足して改造したら?」

いやー、腕2本追加ってわりと改造が大変な気が。あとそれも猫科じゃなくて狼……

……だいたい気がついてましたけど、怪物化したら猫科の頭部と犬科の頭部ってあんまり区別つかないですよね!あと元のイラストもそんなに猫科っぽくないよね!

というわけで、ギラロンに適当な獣っぽい頭をくっつけて改造しようという方針に


思い立ったら吉日。まずは材料の準備です

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D&Dミニチュアのギラロン(古いほう)と、ウォーハンマーのゴブリン・ウルフライダーのジャイアント・ウルフの頭部。ウルフは自分で選んで変化を付けられるよう、ランナーに余分な頭がついているので、普通に組むと余るのです。

まずはウルフの頭の後ろの出っ張りを切り落とし、ギラロンの頭部を切断して、大雑把に合わさるように削ります。というかデザインナイフで切ります。

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ここはどうせ後でパテで埋めて加工するので精密さは必要ありません。形を合せたらドリルで双方のパーツに穴をあけ、真鍮線を埋め込んで接続します。

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とりあえずくっつきました。この時点ではまだ胴体と首の間は隙間だらけです


改造してペイントしてベースデコレーションして……ということを考えると、D&Dミニチュアの元のベースではふにゃふにゃすぎるので、デザインナイフで切断。

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このあと首の隙間をパテで埋めたりするのに、ベースが邪魔になって作業しにくいかなーと思ったのもあります。後になってみるとそんなことはなかったので、この時点ではベースついててもよかった気がしますが。

で、パテ埋め

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使用したのはタミヤのエポキシパテの速効果タイプ。粘着力が強いので穴埋めと接着を兼ねた用途に向いているんじゃないかと思います。
スパチュラで馴染ませ、毛並みの筋を入れて頭部とボディがうまく繋がるように。

で、とりあえずくっつけて、50mm丸ベースに接着して砂を撒いてみました。いちおうこれで大ざっぱな形が完成……

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……と思ったのですが、なんか違う。そうだ、たてがみっぽいものをつけよう。元のイラストにあるし、接続部分のアラも隠れるし。

というわけで、タミヤのパテが乾いたあとで、さらにパテを持ってスパチュラで加工。

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おお、なんとなくギラッシュっぽくなってきたような気がします。

こっちの作業に使ったのは、今回初めて買ってみたWaveの「ミリプット・エポキシパテ・グレードS」。
硬化時間が速いのとキメの細かさがウリのようです。実際につかってみると確かにキメが細かく、毛並みなどの加工がしやすいかも。
エポキシパテというよりはなんだか紙粘土をきめ細かくしたような感覚? あるいは陶芸用の粘土?
混ぜた当初はかなり柔らかいのですが、時間が経つにつれ粘度というかまとまりやすさが変わっていきます。
硬化が速いだけあって、いじりながらそのときどきの硬さに向いた加工を心がけるほうが良いかも。

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なんだか粘土っぽいなーと思ったら、実際に陶土とか滑石とかを使ってあるんですね。

2体ともタテガミを作り終わって、これで形は完成。あとはペイントするだけ。

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ギラッシュは影界から来る来訪者で常に闇をまとっているので、黒ベースでスタートして塗って行きます。

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そしてできあがったものがこちら。

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どうでしょう。それなりにギラッシュっぽいものが出来たのではないでしょうか。

この記事がアップされるころには、実際にこのモンスターと戦ったプレイヤー諸氏の悲鳴がTwitterあたりに轟いているかも?w



前々から、なんかこういう、人間が25〜30mmくらいの縮尺のゲーム用ミニチュア全般に関するTwitterのタグがないかなーと思っていたのですが。海外のミニチュア・メーカーやミニチュア・ショップの分類を見ると「tabletop miniature」というのが散見されまして。
翻訳するなら卓上ミニチュア。ようするに日本で言う卓ゲー用のミニチュアという分類ですね。そこでこれを略して「#卓ミニ」というタグを考えてみました。これならTRPGやウォーゲームといったゲームの種類をまたがって使えますし、ファンタジーでも歴史物でもSFものでも大丈夫だと思うんですが、いかがでしょうかね?




posted by 遊び人の伸さん at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミニチュア