2010年08月19日

同行キャラクター・ルールの素敵な応用例「英雄の介添人」

最近めっきり気に入ってる『ダンジョン・マスターズ・ガイドII』の同行キャラクター・ルール。来月から遊ぶ『巨人族の逆襲』キャンペーンでも、欠席者が出た場合の対応策として提案してみました。

するとDMの植埜さんが素晴らしい運用案を出してくださいまして。内輪で秘めておくのはもったいないので、許可をいただいてご紹介することにしました。以下がそのルールです。


●プレイヤー欠席について
・プレイヤーが欠席した日は、そのPLのPCと同じ役割の同行キャラクターを、PLが操作する。
・同行キャラクターは、事前に役割毎に作成しておく
・同行キャラクターの作成は、PLが分担して作成し、それをDMが確認する、

●同行キャラクターの設定
・PCたちは英雄たることを運命づけられた存在である。英雄にはパーティの仲間とは別に、お互いの宿命で結びつけられた存在がいる。これを英雄の介添人という。
・英雄の介添人はどのような種族でもありうる(モンスターでも)。ただし、対となる英雄と同じ役割にはならない(PCが防衛役なら、介添人は防衛役以外)
・遭遇時において、英雄の介添人はPCとともに活躍をしているが、おそらくPCたちを手助けしたり、盤面上の敵以外の敵を相手にしたりしている。そのため戦闘遭遇においては抽象化し、盤面上には存在しない。技能チャレンジにおいても同様。
・遭遇時以外においては、英雄の介添人に一時的な依頼事を行うことはできる。ただし、英雄の介添人が英雄の視界内にいない状態でパーティが遭遇を迎えた場合、その介添人と結びついている英雄は、すべての攻撃ロールと防御値と技能判定に-1のペナルティを被る。次の遭遇でも同じ状況の場合、このペナルティは累積していく。(介添人が普段フォローしていた部分がなくなるため)
・PLが欠席した場合、および別途規定するハウスルール、およびDMが認めた場合、そのPLのPCと同じ役割の英雄の介添人を、PCたちと同じレベルで盤面に出現させることができる。
・欠席したPLのPCと同じ役割の介添人をもつPCのPLが操作を担当する。
・一人の英雄に対して、複数の介添人がいることもある。ただしそれぞれの介添人の役割は異なる。

例)今日はファイターのトルデクのPLが休みであるため、マイアリー役のPLが、マイアリーの介添人として作成していたゴラム(防衛役)をNPCとして操作することになった。



全員そろってプレイできるのが最善ですが、急に仕事が入ったり体調不良もあるでしょうし、そんなときにキャラクター・シートの受け渡しがスムーズに行くとは限りません。それに伝説級ともなると他人のPCを使いこなすのはなかなか難しいところがあります。3.5版以前のD&Dで呪文の使い手のプレイヤーが欠席したときほどではありませんが。

一方で「欠席したプレイヤーのPCは居ないことにする」だとDM側が慌てて遭遇の調整をせねばならず、これも負担になります。それに1人しか居ない役割のPCが欠けてしまっていたりすると、パーティとしてのバランスが大きく崩れることにもなります。

こういう時に便利なのが「同行キャラクター」のルールなわけですが、そういったキャラクターが「なんで普段いっしょに戦っていないのか」「なんで途中でパーティの誰かと交代するのか」という理由付けが難しいところ。ここで「英雄の介添人」のような設定を作れば、その部分でストーリー的な矛盾が出るのを防げます。

さらに各プレイヤーが自分のPCに対応する同行キャラクターを作ることによって、自キャラの背景設定を深めるという効果も期待ますね。最後まで欠席者が出なくて、結局同行キャラクターを使うことがなかったとしても、ロールプレイのネタとして充分に面白い。

ちなみに今回のキャンペーンの場合、もともとPC5人用に作られているアドベンチャーに対してプレイヤーが6人。DMはあらかじめPC1人ぶんのモンスターを追加しておいて、欠席者が1名の場合は基本的に各人1人のPCのみで決行。介添人が盤上に登場するのは欠席者が2名以上の場合になります。

不幸にも直前でドタキャンがあいついだ場合、最低でも3名のプレイヤーがいれば、プレイヤーのうち2〜3名がPCと同行キャラクター1名ずつを操ることによって、キャラクター数5〜6でプレイが続行可能という仕組みです。
posted by 遊び人の伸さん at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | D&D